CSWとは?

コミュニティソーシャルワークとは、
地域において生活上の課題を抱える個人や家族に対する個別支援と、
それらの人々が暮らす生活環境の整備や住民の組織化等の地域支援をチームアプローチによって統合的に展開する実践活動です。

地域社会では、社会的孤立、生活困窮など制度だけでは解決できない問題が顕在化しています。
個別支援から地域の中で共通する課題を見つけ、住民、関係機関、団体が連携・協働しながら、地域で支えるしくみをつくります。
浦添市では、浦添市地域福祉計画・浦添市地域福祉活動計画の理念に基づき、コミュニティソーシャルワークを推進しています。
活動のキーマンとなるのがコミュニティソーシャルワーカー(CSW)です。

事業枠組 Framework浦添市の “Community Social Work” は、
厚生労働省「重層的支援体制整備事業」の地域づくり事業として今後取り組んでいきます。

「重層的支援体制整備事業」とは少子高齢化、人口減少、地域社会の脆弱化等、社会構造の変化の中で、人々が様々な生活課題を抱えながらも住み慣れた地域で自分らしく暮らしていけるよう、地域住民等が支え合い、一人ひとりの暮らしと生きがい、地域をともに創っていくことのできる「地域共生社会」の実現を推進するために、「相談支援」、「参加支援」、「地域づくりに向けた支援」を一体的に行う事業です。

※令和6年度については、「重層的支援体制整備事業への移行準備事業」として実施します。

CSWが取り組む地域課題

社会的孤立

近年、少子高齢化や社会情勢の変化に伴い、孤立・孤独問題が深刻化しています。
孤立・孤独状態になってしまうきっかけは、
独居世帯の増加、近隣や家族関係の問題、病気など様々です。
私たちCSWは「孤立・孤独のない社会の実現」を目指し活動しています。

孤立・孤独によって発生する社会問題

孤立死、ゴミ屋敷、ひきこもり、不登校、虐待、自殺者の増加

複雑化した困難ケースの増加

地域住民の抱える「複雑化・複合化した課題」とは、一つの世帯に複数の課題が存在している状態です。
例えば、高齢の親とひきこもりの子が同居している世帯。
これまで家庭の生計を立てていた親が、入院して要介護状態になった為、
介護保険だけではなく、世帯全体をトータル的にサポートしていく必要があります。
属性や世代を問わない相談の受け止めや、
課題のときほぐしなど包括的な支援を可能にするコーディネートが重要となってきます。

複雑化・複合化した困難ケース

8050問題、介護と育児のダブルケア、ヤングケアラー問題、制度のはざま

担い手不足

様々な地域課題は増えていく一方で、人口減少社会にある現代。
地域福祉における担い手不足も深刻な課題の一つです。
浦添市では、地域行事やサロン活動、支えあい・助け合い等の地域活動やボランティア活動が懸命に取り組まれていますが、
人口減少、少子高齢化の中、地域活動をする人がいないため、
活動を続けていくことが困難な状況にあります。
そこで私たちは「持続可能な地域活動の実現」を目指して活動していきます。

担い手不足を解消していく為のキーワード

多様な人材との協働、住民の社会参加、まちづくりプラットホーム、学びの場の創出、
企業の社会貢献活動、ユニークなアイディア・発想

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