目的
浦西中学校区の子ども達の支援の在り方を検討し、チームとして支援する仕組み。
学校・地域・関係機関が一体となったプラットフォーム。
活動内容子どもの支援に関わる自治会、民生委員、小中学校関係者、PTA、てだこ未来応援員、こども青少年課、青年会、CSW等で構成され、「気になる子」「何らかの支援を必要としている子」を中心として、月に1回情報交換を行っている。

Episode 1 - エピソード –
平成27年度に、浦西中学校区コミュニティづくり推進委員会において、子ども支援に特化したプラットフォームとして「子ども支援部会」が立ち上がった。学校での様子、地域での様子、家庭での様子、これまでの支援の経緯などを情報交換することで、立体的に世帯の状況を把握することが出来ている。

Episode 2 - エピソード –
子ども支援部会の事例を紹介します。
「お腹すいたー!何かちょうだいー」と夜に公民館に来ては食べ物をねだる姉妹2人。体形の細さ、虫歯、皮膚のアトピー、髪や衣服からの臭いなどの外見から地域でも「気になる子」だった。子ども支援部会にてこの姉妹の情報を共有。学校では学習面に遅れがあることや母子家庭であり、母親が夜遅くまで仕事をしていることがわかった。また、学校への提出物や忘れ物が多く、母親と中々連絡が取れにくいこともあり、担任も困り感を抱えていた。子ども支援部会にて支援方針を考え、支援者で役割分担を行い、母親へのアプローチはCSW、姉妹の学習支援や食支援等は自治会、学校が協力して行うことになった。
支援当初、自治会室での食事提供の場面では「いらない、食べたくない」と言っていた姉も、そばで食べている妹につられて一緒に食べるようになった。徐々にこの姉妹を知っている地域住民も増え、学校と地域が協力しての自然な形での見守り体制が続いている。
浦西子ども支援部会
場所 陽迎橋自治会
頻度 月1回
お問い合わせ先
浦西中学校区保健福祉センター
098-871-3140